#RSGT2021 Regional Scrum Gathering Tokyo 2021に参加しました
いやー、RSGT今年も最高でした。まずは、今年も無事RSGT参加できたということに感謝の気持ちが大きいです。 運営の皆様、スポンサーの皆様、参加者の皆様、職場の協力、家族の協力があって最高の体験ができているということを忘れてはいけない。
RSGT開催前に思ったこと
発表準備で緊張していたこともあると思いますが、何となくあっという間にRSGTの日になってしまうな、自分の中でまだテンション上がっていなくてオンラインでも楽しめるかな、とか思っていたんですが、@martin_lover_seさんのこのブログが最高で、読みながら100回ぐらい頷いて自分の中でもやもやしていたことを晴らしてくれて、「楽しめるかな、じゃなくて、自分で楽しめるようにするんだよ」という強めのキャラクターが自分の心の中に誕生しました。
martin-lover-se.hatenablog.com
ワークショップを実施しました
Speakerとして初めてのRSGT参加。「とにかく知り合いを増やすことを目的とした会」というワークショップを実施しました。
www.slideshare.net
発表資料でも触れていますが、この会は自分自身の過去の体験から、こういうのがあったら自分が嬉しいな、という気持ちでプロポーザルを出しました。想像していた以上に大きな反響を頂いて、恐縮するのと同時に、誰かの役に立ったのであればとても嬉しいなという気持ちでいっぱいです。
今回のRSGTに限らず、多くのカンファレンスに共通する課題でもあったりすると思いますので、これをきっかけに私がやったやり方だけでなく色々な人が色々なやり方を試してもらえたりしたら最高だなと密かに期待しています。
みなさんのご協力があってワークショップが実施できました
ワークショップ開催にあたっては非常に多くの皆様のご協力がありました。
まずは、@spring_akiさんには企画の具体的な内容を一緒に考えるのを手伝って頂いて、ほとんどakiさんの企画なのでは?という感じで、助けて頂きました。しかも、akiさん自身の発表の中でも私のワークショップを紹介して頂けたりして、感謝し尽くせないです。
また、共同登壇者の@nolick1219さんも、公私ともに忙しそうな状況にも関わらず、ワークショップ手伝いの依頼を快諾して頂きました。私が現地には行けなくなってしまったため、現地のファシリテーションをお願いしたのですが、期待通り/期待以上に現地が盛り上がっていて、本当にお願いしてよかったなぁと思いながら見ていました。事前の打ち合わせで、詳細な流れの確認とか細かい部分の詰めとかも一緒にやってもらったのもとても助かりました。自分だけだったら、もっと散々な会にしてしまっていただろうなと思います。
それ以外にも多くのコミュニティの方々に助けられました。そもそもプロポーザルを出すときに後押しをしてもらいましたし、プロポーザル採択のときにも推薦のコメントを頂けたりしました。また、実行委員の方からはワークショップ内のコロナ対策についてコメントを頂けたりして、ワークショップ開催者として未熟な部分をフォローしてもらえてとてもありがたかったです。
ワークショップの後に気付いたこと
前述の通り良いコメントをたくさん頂けてありがたい限りなのですが、謙遜ではなく、自分の中でそんなに特別なことをしていない感覚があって、それは何故なのだろうかと考えていました。
ふりかえってみると、私とコミュニティとの出会いはRubyコミュニティ、特によちよち.rbでの活動で、よちよち.rbでの体験が大きく影響していそうだなと気付きました。
よちよち.rbは名前の通り初学者を対象としたコミュニティで、最初の自己紹介にめちゃくちゃ時間を取ってました。初学者のコミュニティに対する不安をできるだけ払拭したいという気持ちが強いコミュニティだったと思います。そして主にグループワークでRailsチュートリアルを読む、という活動をしていました。読むペースはめちゃくちゃ遅いんですが、細かい表現の解釈とか個人個人の持つ疑問に向き合ったり、時には脱線して話が弾んだりすることで、すごく学びが深まったことを覚えています。そういうことを週に1回ペースでやっていたので、コミュニティの仲間とは、勉強会の内容を超えて仲良くなりました。よちよち.beerをやったり、私の結婚式にはサプライズでアプリを作って電報で送ってきてくれたり、一緒に野球を観に行ったりしていました。(こうやって思い出すと最近は交流の機会が減ってしまっていてさみしいですが)
こういう原体験があっての企画であることに気付いて、自分の経験が繋がっている感じがして、とても嬉しく感じました。また、よちよち.rbは永和システムマネジメントさんに大変お世話になっているコミュニティなので、平鍋さんにこの気付きと感謝の気持ちを伝えられたことが個人的にはRSGTの中での大きな出来事でした。
それ以外の感想
- コロナ以降、Discordのホワイエやスクフェスを通じて実験してきた結果が見事に繋がっていることに感動しました。何が良いかはっきり分からないけど、実験を繰り返して出来ることを増やしていくっていう見本をRSGT自体が見せてくれているなあと。
- 参加者の練度が高くて、良い意味で勝手にやってしまうのが見ていて心地良いです。懇親会の中で、RSGTの参加者の多くは自分をお客様だとは思っていないんじゃないかって話をしたのがおもしろかった。
- オンライン参加組としてはオフライン参加は羨ましい以外の何物でもなかったが、意外とオフライン側からはオンライン側が羨ましかったみたいな意見も耳にしました。それでもオフラインの方が偶発的な出会いとか会話が多くなるからオフラインを選んでいる、という話だったので、オンラインの方が良い点もある、ぐらいの話かもしれないです。
- 録画が観れるというのは明らかにメリットだと思っています。RSGT当日じゃなくても後日にもいくらでもディスカッションする機会が持てる(当日の気持ちの高ぶりみたいなものはあるので、完全に同じではないかもしれないですが)。そう考えるとRSGT開催期間中はネットワーキングだったりDiscordに参加できているっていうことの重要性が上がっているんじゃないか。もちろんどういう形で参加したいかにもよりますが。逆に言うと、開催期間後もDiscord上でネットワーキングできたら良いんですかね。参加者が継続的にDiscordを見る仕掛けができたら良いのかな。
- 及部さんのセッションで言っていた「反骨心」って言葉が理由は分かっていないんですが気になりました。以前にも聞いたことがある言葉のはずなので、今気になったということは自分の中に何か気付きがあったのではないか。もうちょっと深堀して考えてみたい。
- 野中先生の話はとても勇気づけられました。動画を永久保存版にしたい。