2014年に読んだり積んだりした本とその思い出を振り返ります
この記事は よちよち.rb Advent Calendar 2014 7日目の記事です。 6日目はドアラ将軍こと@ohtsuka_tさんによる俺のよちよちrbヒストリーでした。
ドアラ将軍はよちよち.rbにおいて本家に負けないぐらいのマスコット性を発揮されている一方で、私のvim師匠でして、第22.5回のもくもく会でunite.vim等々のプラグインの使い方を教えて頂いたのが思い出深いです。
今回書くこと
@5t111111さん、@ohtsuka_tさんと、おもしろい力作が続いているので、プレッシャーは感じつつ、上がったハードルを下げるべく、あまり捻らず、2014年読んだ本や増やした積読(=これから読みたい本)を徒然と書いていきたいと思います。
Ruby/Rails関連
パーフェクトRuby
- 作者: Rubyサポーターズ,すがわらまさのり,寺田玄太郎,三村益隆,近藤宇智朗,橋立友宏,関口亮一
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2013/08/10
- メディア: 大型本
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序盤の言語仕様的な内容も大変参考になるのですが、Rubyを書いていて分からないことや深堀したい内容のリファレンスとして大変お世話になっています。この本のおかげで初めてgemを作ったりも出来ました。電子書籍版も買おうかな。。
メタプログラミングRuby
- 作者: Paolo Perrotta,角征典
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/08/28
- メディア: 大型本
- 購入: 18人 クリック: 533回
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今年はRuby技術者認定試験Silverが取得でき、何とか今年中にGoldの受験もしたいと思っているのですが、そのためにも読みたい本です。まだ途中までしか読めていないのですが、すでにめちゃくちゃ勉強になっています。「メタプログラミング」という名前がいかつくて警戒されがちですが、説明も丁寧だと思いますし、Rubyを勉強し始めた方には強くお薦めする1冊です。(そういえば、前によちよちbeerで2冊目にお薦めの本ですよね、みたいな話もしていました)
Rails3レシピブック 190の技
- 作者: 高橋征義,松田明,諸橋恭介
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2011/07/25
- メディア: 単行本
- 購入: 34人 クリック: 966回
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よちよち.rbでは毎週日曜朝8時という大変ストイックな時間からオンライン読書会を行っていまして、そちらで扱っている本です。私はRubyに比べるとRailsの知識・経験が浅いため、この本の内容は(レシピブックだけに)とても具体的で、体系的な学習を補う、経験に近いような学習が出来て良いです。Rails3なので、バージョンとしては古いのですが、そのために「え、こんなよく使いそうな内容もRails4では変わってるの??」みたいな、Railsの歴史疑似体験みたいなことが出来るのも個人的には楽しい要素です。
パーフェクトRuby on Rails
- 作者: すがわらまさのり,前島真一,近藤宇智朗,橋立友宏
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/06/06
- メディア: 大型本
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発売後すぐ買ったものの、ちょっと読んだ後止まってしまっています。2015年には必ず読みます・・・
チーム開発関連
普段の仕事はマネージメントが中心なので、今年は、開発フローやチーム作りみたいなことも良く考えていました。
Team Geek
Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか
- 作者: Brian W. Fitzpatrick,Ben Collins-Sussman,角征典
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2013/07/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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QiitaやKobitoを作る開発チームの文化というBlogを読んで、「HRT」を学びたくて読みました。この本の内容も大変参考になったのに加えて、幸いにもこのBlogを書かれたyaottiさんとお話する機会があり、とても勉強になりました。
WHYから始めよ!
- 作者: サイモン・シネック,栗木さつき
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/01/25
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 31回
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常々、何か行動をするのにモチベーションはとても大切な要素だと思っているのですが、モチベーションアップにとても参考になる本です。機能とかメリットといった「what」ではなく、なぜそれが必要なのかという「why」が大事という話です。「サービスとは」とか「仕事とは」のような大きな話から、ちょっとした会話や説明にも役立つような、基礎的で大事な話を学べて、個人的にかなりのヒットでした。
その他
Webを支える技術
Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 山本陽平
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2010/04/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 143人 クリック: 4,320回
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こちらもよちよち.rbでオンライン読書会の教材として使用させて頂いている本です。一度は読んでいるのですが、理解が浅いので改めて読み直したいと思っています。
また、よちよち.rbのつながりで、同じくこの本を教材とするRESTful#とは勉強会に参加した際、ゲストとして著者の@yoheiさんがいらっしゃっていて、その後の懇親会でお話させて頂きました。
その時に勢いで、持っていたWebを支える技術に、サインを頂いたのですが、コードがあまり書けていない体たらくな私に「コード書けよ」というメッセージを頂いた時が、今年最もやる気が出た瞬間でした。ありがたい限りです。
最後に
気付けば、かなり有名な本ばかりを紹介してしまいましたが、それはそれで悪くないということにしたいと思います。
振り返ってみると、よちよちの影響はかなり大きく、また、単に本の内容だけではなく、本がきっかけとなった、いろんな人との思い出要素が強いなと気付きました。今までは本当に読むだけだったので、この違いが一番大きいのかもしれないです。
よちよち.rb Advent Calendar 2014、明日は、トミーこと@ta1kt0meさんによる「rspec3におけるexpectとallowの違い」の記事です!